1954-02-12 第19回国会 衆議院 決算委員会 第7号
このニユーエンパイヤモーターに虎ノ門公園を使用せしむるに至つたことは公法上の処分であることにつきましては、十六国会においていずれも異論のないことであつたのであります。しかもその行政上の処分として、もし期限が切れて返還しない場合においては東京都がみずから代執行をして、その費用をニユーエンパイヤモーターに出させる、こういうことがこの行政処分の中にうたつてあるのであります。
このニユーエンパイヤモーターに虎ノ門公園を使用せしむるに至つたことは公法上の処分であることにつきましては、十六国会においていずれも異論のないことであつたのであります。しかもその行政上の処分として、もし期限が切れて返還しない場合においては東京都がみずから代執行をして、その費用をニユーエンパイヤモーターに出させる、こういうことがこの行政処分の中にうたつてあるのであります。
○小笠原国務大臣 昨年七月八日当委員会におきまして、旧虎ノ門公園の国有地について、ニユーエンパイヤモーター株式会社の施設を撤去せしめ、再び公園として公共の用に供し得るごとく措置するよう決議がなされました。
そうしてこれを最初は十年間一円五十銭でニユーエンパイヤモーターに貸そうというので、東京都と話合いができた。けれどもこれははなはだ不都合だという横やりが入りまして、その後に六百坪かを坪五円で貸すことになつた。そのかわり東京都の大木という副知事が二千万円を東京都に寄付しろという要求をした。ニユーエンパイヤモーターもそういう要求を受けたと言う。
また一面においては、どうもニユーエンパイヤモーターが応じそうもないと言う。こんなばかばかしいことを答えておるのでは、決算委員会を何とお考えになつて出ておるのか、私ははなはだ心外千万だと思う。いま少しはつきりと、あなた方でわからなければ大蔵大臣に来てもらう。——だめだ、あなた方は問題にならぬ。やはり大臣に出てもらつた方がいい。委員長、この人たちはてんで問題にならぬから、大臣の出席を求めたい。
○井上説明員 ただいまの御質問、一番問題のところだと思うのでありますが、大蔵省が省議を決定し、訴えを提起いたしましたのは、東京都がニユーエンパイヤモーターに貸しましたのは普通の賃貸契約に基くものではなくて、行政上の措置として貸しておるのだ、従つて借地借家法の適用はない、こういう建前で訴えを提起しております。
代執行というのは大蔵省が日本の全国民、いわゆる国家の力によつてやるのであつて、何もニユーエンパイヤモーターが応じないだろうなんて、そんなことを言つて済むのですか。そんなばかばかしいことを言つてそれではあなたは何にも役はせんじやないですか。そんなばかばかしいことを答えていいのですか。
現に虎ノ門の例のニユーエンパイヤモーター株式会社が、国有の土地を千三百坪を六百五十坪と称してこれを借りておつた問題は有名な事件で、当委員会が取上げたのであります。遂にはこれは使用権ありといつて現に明け渡さずに頑張つてしまつておる。東京都に支払つた五百万円はそれは権利金だと主張している。ところが東京都はある条件のもとに許可したとし、また明け渡さねば代執行ができるかのように考えたがそうは行かぬ。
それでは頃日来審議続行中の昭和二十五年度決算、大蔵省所管中、物件の項、番号一四二号の、いわゆるニユーエンパイヤモーター株式会社所在虎ノ門公園に関する問題を議題に供し、質疑を続行いたします。
○吉田(賢)委員 私どもがこの間ニユーエンパイヤモーターへ参りまして帳簿を見ました結果は、今のところ山口君に当委員会に出席を要求しない方が穏当じやないかという意見十持つております。
○吉田(賢)委員 大木さんに、国有地虎ノ門公園の件につきまして、ニユーエンパイヤモーター会社への使用許可の問題について伺いたいと思います。貸し付けたときは二十四年二月一日であつたかと思いますが、これはあなたの副知事在任中のできごとであるかどうか、まず伺つておきます。
○柴田委員長代理 前会に吉田委員から御要求がありました参考人招致に関しましては、理事会に諮りました結果、東京都知事並びに滝尾、花房、吉岡四君のほかに、新たに元東京都副知事大木操君及びニユーエンパイヤモーター株式会社常務取締役大竹善三君を、次会の参考人に招致することに決定いたしました。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○柴田委員長代理 本日はこの程度といたしまして、次会は明後七月一日、水曜日、午後一時から、前回に継続して、大蔵省所管事項中、物件の項、番号一四二のいわゆるニユーエンパイヤモーター株式会社所在、虎ノ門小公園問題について審議の予定であります。 本日はこれで散会いたします。 午後三時二十六分散会
この土地については、ニユーエンパイヤモーター会社が無契約状態であの土地を使用しておつたのでありますから、あらためて原状通りに回復して明け渡せということを、会社に対して私どもの方から請求することにいたしました。なお東京都でありますが、東京都は国から公園地を借りまして、返還して参りましたときああいうふうな建物が建つている、こういうような状態で返して参つたわけであります。
○吉田(賢)委員 質疑に入ります前に調査の運営につきましておはかり願いたいのですが、きようの朝日新聞の記事によりますと、きよう調査いたしますニユーエンパイヤモーター株式会本社の当案件につきまして、自由党の同僚の山口喜久一郎代議士が相当深い疑獄的な関係があるといいますか、さような趣旨の新聞記載があるのであります。
審議に入るに先立ちまして、本日参考人として東京都知事安井誠一郎君の出席を要求いたしましたところ、都側の都合によつて出席できないことになり、その代理として岡安副知事を出席いたさせるとの回答に接しましたので、この際これを認め、前会通り本日の参考人として東京都副知事岡安彦三郎君、東京都建設局長滝尾達也君、東京都建設局公園緑地部長花房利市、ニユーエンパイヤモーター株式会社社長吉岡照義君、以上四君を参考人に指名
なお直接本件の当否に関するわけではございませんが、会計検査院において本件の検査に関与いたしました国有財産検査課の係長植本某外一名が、たまたまニユーエンパイヤモーター株式会社の顧問という名目で、同会社から金品の収受をいたしまして検挙された事件がございます。 大体以上のような事実でございますが、前国会におきまする審議の状況につきましては、便宜上岡林専門員から申し上げることになつております。
小笠原さんはこの問題はまだ詳細に御検討になつておらぬかもしれませんが、一口に申しますれば、虎ノ門の角にあるニユーエンパイヤモーター会社、あれの使つている土地の件は御承知ですか。
すなわち東京都知事安井誠一郎君、東京都建設局長滝尾達也君、東京都建設局公園緑地部長花房利市君、ニユーエンパイヤモーター株式会社社長吉岡照義君、以上四名を本件の参考人として指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
東京都が管理いたしますには当然公園という用途をもつて管理をしておつたのでありますが、それを東京都がどういう考え方かわかりませんが、ニユーエンパイヤモーターという株式会社に貸与しておる。
○山田(長)委員 この事件は、国の財産を東京都で無償に借りておいて、その東京都がさらにニユーエンパイヤモーター株式会社に貸しておくというまことにけしからぬ事件で、さつき質問を落したのでもう一ぺん尋ねるのですが、実はこの間会社へわれわれが行つたときに、社長は迫水さんに小さな声で、自動車が山口喜久一郎さんにやつてありますということを言つたことを私はそばで聞いております。
虎の門公園をニユーエンパイヤモーター株式会社というものに貸付けました経緯は、先ほど来御説明がありました通りでございますが、何ゆえに貸付けたかという点につきましては、当時満鉄ビルの付属としての接収地でありました関係もございまして、それに対しまして連合国人の自動車部品のサービス並びに販売のステーシヨンをつくる、こういう要請のもとに使用許可が願い出られたわけでございます。
○石野委員 都の局長さんにお尋ねしますが、この一四二号によつて問題になつております公園の一部を、ニユーエンパイヤモーター会社に使用さしておるという問題と関連して、ただいま同僚委員から、いろいろと日比谷の公園の中だけでも問題点があつちこつちに出て来ておることがわかりました。
○吉田(賢)委員 この土地をニユーエンパイヤモーター会社に貸す契約ができたときは、二十四年二月ですか、そう了解してよいですか。